
「広める」と「深める」

本コーナーでオススメする作品は
「ミリタリーシャツ」

ミリタリーウェアを語る上で欠かす事のできないアイテムの一つであるミリタリーシャツ。ユーティリティ・ユニフォーム(アメリカ陸軍野戦服兼作業服)や、ファーティーグ・シャツと呼ばれることもあります。
ユーティリティーシャツ(アメリカ軍)は、第二次世界大戦後の1947年、M-47ユーティリティシャツから1987年の間に7回程多くの改良を繰り返し生産され、大体89年頃まで実際に使用されていた事が確認されています。1960年代に登場したジャングルファティーグジャケットの前身となるアイテムで、使い勝手の良い戦闘服として、陸軍、海軍、空軍に普及し、軍人たちの仕事を支えていました。
ミリタリーらしい無骨なイメージから、カジュアルからドレスの崩しアイテムやスポーティなコーディネートまで幅広く着用することができる、長年おしゃれさんに愛されている定番アイテムです。

ビートルズのジョン・レノンが着用していた事でも有名で彼がファッションとしてのミリタリーシャツを確立したと言っても過言ではありません。
1960-1970年代から現在まで長年愛されているミリタリーシャツやモッズコート。著者の僕が亡くなるまで流行の波が収まる事はないのではないでしょうか。
「デザインには原型があり正解がある」
ミリタリーもワークもドレスもどんな服でも必ず原型となる「元ネタ」が存在します。ミリタリーシャツも前述したとうり原型があります。
長い歴史の中で作られた完成系でもあり、人々のイメージの中にも植え付けられているのでイメージが離れれば離れるほど違和感がでるのは当然ですよね。
だからこそデザインが入れば入るほど安っぽい印象になります。ポケットが複雑についたもの、プリントやワッペン、スタッズがたくさん入っていたりデタラメに「意味もなく」原型から離れ、正解から遠ざかっているのはどうしても安っぽい印象になってしまう。

現代作家MIKIO氏が手掛けるミリタリーシャツは「ひと味」違う
では今回オススメするデザイン性が強いミリタリーシャツはどうなの?矛盾していない?って思うかもしれませんが、それを補うための正解は「アートとファッションの主従関係」です
安価なTシャツボディーの上にアートなプリントが施されたコラボブランドはよく見かけます。ファッションが主ではなくアートが主になっているブランドが数多く出回っています。
店頭で手に取り買ってみたものの、お家で着用したら「カッコよくない」みたいな事ってありませんでしたか?それはファッションとしてのこだわりが弱いからだと思います……

MIKIO氏が手掛ける衣類はテキスタイル(洋服の材料になるもの)の選定やパターン(洋服の形に)に同氏の強い拘りがあり、着用時の見た目や着心地などをよく研究され忠実に原型を保ちながら表現された作品ばかり。

生地は上質なコットンに微量のポリウレタンを混ぜ込み表現しています。微量のポリウレタンを足すことにより柔軟なストレッチ性と独特な弾力性を備えているので、極上な着心地に。
適度な「ハリ」や「光沢感」があり品の良さが伝わる生地感です。
現代作家が手掛けるからデザイン(アート)が主になっていると思いがちですがデザイン(アート)が主ではなく驚くほどにしっかり「ファッション」が主になっている。

お洋服そのものをさらに良く魅せるためにスパイスとしてアートが従として用いらているので、自然と高級感や大人な印象がでます。
MIKIO氏が手掛けるミリタリーシャツは「ひと味」違う。
いかがでしょうか?
長年愛されて定番化しているミリタリーシャツ。
UNIQLO、GU、ZARA、H&M等の安価で買いやすいお店でもミリタリー系の商品はたくさんあり、お買い物をしている方も多いと思いますが、ファッションの文化を「広める」事は大企業にお任せして、僕はファッションの文化を「深める」事を徹底していきたい思います。
ONE-515 Military Shirt / ミリタリーシャツ / Hand Made / ハンドメイド / ハンドペイント
¥59,400 税込- 在庫なし
" 世界で一つだけの"SPECIAL"な商品です。 "