1944年に誕生したフライトジャケットB-15の後継モデルとして、1950年代初頭にアメリカ空軍で採用されたのがその始まりです。

元々フライトジャケットはレザー製品が多かったのですが、時代が進みプロペラ機からジェット機になり高高度を飛行する様になるとジャケットに付着した水分が氷結し動きにくくなるという事態が発生。それを解消するために撥水性の高いナイロン素材を使ったMA-1が開発されました。

「狭い航空機の中では計器に服がひっかかることが多かった」事から、シンプルなデザインにして引っかかる箇所を作らないことがMA-1の特徴です。

飛行機のシートに座った際に生地が挟み込まれないよう、ショート丈に設定しているのも特徴です。また、本来のMA-1は裏地に視認性の高いオレンジカラーを用いていますが、これは万一の墜落・脱出を想定しての仕様。裏返しに着ることで救出部隊の発見率を上げる役割を果たします。

どうやら流行りの起源は映画「トップガン」から。本作品で主演トムクルーズがフライトジャケットを着用した事から日本でもフライトジャケットやMA-1の人気が出たようです👀

現在ではミリタリーアイテムであることさえ忘れさせてしまうほどすっかりタウン用に定着し、デザイン的にも着こなし的にも進化を続ける「MA-1」。

でもせっかくなら、人が着用していないMA1を着用して差別化を図っていきましょう♪